3.油圧ユニットの選定手順(NEW)
5.油圧ユニットの修理・メンテナンス|点検・故障診断からオーバーホールまで対応(NEW)
~関連ページ~
・油圧ユニット教室(NEW)
・堀内機械は油圧シリンダ専門メーカーとして、油圧技術に関する豊富な知識と経験を蓄積してきました。
・ご要望コストに最大限お応えしつつ短納期で最適な油圧シリンダを設計し提案することが可能です。
・堀内機械はこれまで、高い技術力を持つ油圧ユニットメーカーや装置メーカーとともに歩んで参りました。
・油圧ユニットや装置設計に関するノウハウを蓄積してきましたので、特殊油圧ユニットや装置などに最適な設計・製作を行うことが可能です。
・堀内機械は、お客様とのコミュニケーションを大切にしています。
・油圧ユニットや装置の故障時やメンテナンス時に迅速に対応いたしますので、万一の際、お客様の生産の中断を最小限に抑えることができます。
・また、納入後のメンテナンスやオーバホール時にお客様のニーズや課題にあわせて、最良のメンテナンス内容をご提案いたします。
①要件定義
②設計
③部材調達
④加工・組み立て
⑤調整・試験
⑥納品
⑦保守
①用途・目的の明確化
油圧ユニットの仕様は、用途によって大きく変わります。まずは以下を整理しましょう。
使用機械の種類(プレス機、成形機、搬送装置など)
作動対象(油圧シリンダ、油圧モーターなど)
必要な制御(速度制御、圧力制御、位置制御)
使用環境(屋内/屋外、温度条件、騒音規制)
②作動条件の把握
性能設計において、数値的な要素の把握が必要です。
使用圧力(MPa):アクチュエータの仕様に合わせて選定
流量(L/min):必要な速度から逆算
稼働パターン:連続運転/間欠運転、デューティ比など
同時動作の回路数:バルブ選定やポンプ容量に影響
③構成機器の選定
ギヤ/ベーン/ピストンの中から選択
圧力・流量仕様に適合した容量が必要
電動機(AC200V/三相が主流)またはエンジン駆動
吐出流量の約3~5倍が目安
放熱性・油の滞留時間も考慮
フィルター:吸込/戻り側に設置
クーラー:連続使用時は必須
④制御方式の検討
ON/OFF制御 → 電磁弁
圧力・流量の変化制御 → 比例弁・サーボ弁
PLCとの連携 → 通信対応バルブやソレノイド式
⑤安全性とメンテナンス性の考慮
過負荷対策(リリーフバルブ、圧力スイッチ)
オイル劣化/温度上昇への配慮
フィルター交換やオイル点検のしやすさ
⑥設置スペースと外形の確認
制御盤・配管との取り回し
メンテナンススペース
騒音対策・防振構造
⑦レイアウト図/仕様図の作成
⑧見積依頼・納期確認
標準品の場合:短納期・コストメリット
特注品の場合:仕様ヒアリング→設計→製作の流れ
いずれも早めの相談が納期短縮につながります
項目 | 標準ユニット | カスタムユニット |
---|---|---|
対応スピード | ◎(短納期) | △(設計・製作が必要) |
コスト | ◎(既製構成) | △(仕様に応じて変動) |
自由度 | △(制限あり) | ◎(仕様に合わせて柔軟) |
用途 | 一般用途向け | 高負荷・複雑制御向け |
①よくあるトラブル事例
✧ Point:これらはすべて“故障の予兆”です。放置せず早めの点検をおすすめします。
②修理・メンテナンス内容
<内容> | <対応内容> |
---|---|
簡易点検 | 油量、油温、圧力、振動、異音チェック |
不具合診断 | 流量・電気系統・バルブ・センサなどを多角的に診断 |
部品交換 | パッキン・フィルター・弁・ポンプ・モーターなど |
オーバーホール | 分解洗浄・パーツ交換・再組立・性能試験 |
改造・リニューアル | 古いユニットの制御盤更新・ポンプ変更など |
③メンテナンスのタイミング目安
<項目> | <推奨サイクル> |
---|---|
作動油の交換 | 1年または4,000時間ごと |
フィルターの交換 | 半年〜1年ごと |
シール類の点検 | 1年ごとまたは油漏れ発生時 |
総合点検 | 1〜2年ごと |
④修理・点検の流れ
【お問い合わせ】 電話・メール・フォームからお気軽にご相談ください
↓
【現場確認 or 持込診断】現地訪問またはユニット持ち込みにて症状を確認
↓
【見積・修理提案】原因を特定し、修理または更新のご提案
↓
【修理・整備】 現地対応または自社工場にて対応
↓
【納品・立会試運転】修理後の動作確認を実施し、完了報告
⑤お問い合わせ
・図面がなくてもOKです。写真や症状ヒアリングで対応可能ですので、お気軽にご相談ください。