水道水を純水レベルまでろ過し独自の生成方式で電気分解した強アルカリイオン水のことで、飲用のアルカリイオン水よりもはるかに高いpHの強アルカリが生成され、洗浄・除菌・消臭などに幅広くご使用できます
目次
☑ スーパーアルカリイオン水(SAIW)とは
pH 12.5
pHとは水素イオン濃度のことで1~6までを酸性、7~8を中性、9~14をアルカリ性と呼んでいます。
スーパーアルカリイオン水のpH値は12.5~を示し強アルカリに属します。
苛性ソーダなどの危険性のあるアルカリではなく、電子イオンを多く持った特殊なイオン水です。
化学火傷や皮膚刺激はありません。
☑ スーパーアルカリイオン水 4つの特性
特徴1 高い安全性
成分は極微量の無機電解質と水のみなので高い安全性を誇ります。爆発などの危険は皆無です。 化学やけどや誤用による人・ものへのダメージがありません。


特徴2 優れた洗浄力
pH12.5の強アルカリ電解水で、成分の99.9%が純水でありながら合成 洗剤以上の洗浄効果を発揮します。経験や熟練度を問わず高い洗浄力を活用することができます。すすぎ、拭きとりなどの処理が簡単で作業時間が大幅に短縮されます。


特徴3 高い防錆効果
電解質に塩(NaCl)を使用していないため金属腐食の原因となる塩素が一切発生しません。強力なアルカリが金属表面を覆うため、鉄製品を数週間、錆から守ります。


✔ 不導態膜の効果で防錆力が持続
特徴4 嫌気臭の抑制効果
バクテリアの繁殖を抑制したりクーラントの酸化及び腐敗抑制効果があります。


汚れの中にひそむ嫌気臭を発生させるバクテリアの繁殖を抑えることで、臭いの発生源を抑制します。
✔各種クーラント液の酸化及び腐敗抑制効果
✔ 汚れの中にひそむバクテリアの繁殖を抑制
☑ 用途事例
金属加工
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用途 |
採用ポイント |
特記事項 |
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部品洗浄 |
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労務負荷軽減 加工部品洗浄に一般的なアルカリ/酸性電解水を使用していた。酸性水を廃棄する取扱いや手間の問題が顕在化。SAIW生成装置の切り替えにより問題が解決された |
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バンドソー、フライス加工後の脱脂洗浄 |
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現場社員の健康維持と環境負荷低減 1.メーカー推奨パーツクリーナーの有害性と手洗浄が問題視されていた。 作業負荷の軽減。 2.危険物ではないため取り扱いと補完が楽。 3.揮発性がないため洗浄後の拭き取りが発生するも、乾いたタオルで拭き取るだけであり問題視しないとのこと。 洗浄効果 4.メーカー推奨洗浄液に引けを取らない脱脂性能。 |
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塗装ロボット |
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洗浄機能 1.塗装前のワーク洗浄について性能テストを実施し既存薬剤と同等以上の結果を得た。 設備機器の保全手洗浄に使用をしていた揮発性溶剤の使用を完全置換。微細な隙間などに付着した汚れをも落とすことが判明 |
金型成形関係
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用途 |
採用ポイント |
特記事項 |
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アルミダイキャストの冷却水 |
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1.ダイキャストの冷却水で課題となるカルシウムの積層と嫌気臭の抑制を解決。 2.設備としては、チラーへの給水を軟水に切替、pH10.5に調整をするためにpH監視を増設し、下限値でSAIWを自動投入する仕組みを採用。 |
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低圧鋳造ラインの冷却水 |
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作業効率 1.腐敗した冷却水をパイプを分解して取り出す作業が重労働。 2.SAIW(pH12.5)を希釈し、pH10.3にコントロールした冷却水の腐敗防止効果を評価。 横展開 |
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金型保管の脱脂洗浄 |
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1.消防上の観点や作業者の安全衛生の向上のため、灯油からの置換えテスト実施。 2.水溶性洗浄の採用促進する中、錆びないSAIWの特性を評価。 |
シンナー洗浄からアルカリ電解水(pH12.5)への置き換え提案
1. 提案背景
製造現場における塗装前処理では、シンナー手拭き洗浄が一般的に使用されています。
しかし、現場では以下のような課題が顕在化しています。
作業者の負担(臭気・皮膚刺激・火気リスク)
拭きムラによる塗装不良の発生
溶剤コストおよび廃液処理コストの増加
これらの課題を解決するため、強アルカリ電解水(pH12.5)による洗浄方式への置き換えを提案します。
2. シンナー洗浄とアルカリ電解水の比較(総合評価)
| 項目 | シンナー | アルカリ電解水(pH12.5) |
|---|---|---|
| 油膜除去力 | ◎ | ○ 〜 ◎ |
| 残渣ゼロ | △ | ◎ |
| 密着性 | ○ | ◎ |
| 乾燥性 | ◎ | △ (エアブローで○) |
| 作業環境 | △ | ◎ |
| コスト | △ | ◎ |
3. 導入メリット(現場効果)
① 塗装品質の安定化
- ✔ 残渣ゼロにより、密着不良・ピンホールの発生を抑制。
- ✔ スプレー洗浄により、作業者依存の拭きムラを解消。
② 作業環境の改善
- ✔ 無臭・低刺激で作業者の負担を軽減。
- ✔ 揮発性がほぼゼロのため、火気リスクが大幅に低減。
③ ランニングコスト削減
- ✔ シンナー購入費・廃液処理費の削減。
- ✔ 電解水は生成コストが低く、安定供給が可能。
4. 推奨プロセス(例)
5. 導入ステップ
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1
現場ワーク・油種のヒアリング
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2
洗浄テスト
油膜除去・密着性評価の実施
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3
最適条件の設定
圧力・時間・温度などの条件最適化
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4
ライン導入・運用開始
まとめ
アルカリ電解水は、塗装前処理においてシンナー洗浄の課題を解決し、
品質・安全性・コストのすべてで優位性を発揮します。
「塗装不良の低減」「作業環境改善」「ランニングコスト削減」を
同時に実現できる点が最大のメリットです。
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